ホテルやリゾートのように、日常を離れて心からくつろげる住まいに憧れる方は多いのではないでしょうか。
上質な空間は、広い家や高価な設備だけでつくられるものではありません。
視線の抜けを意識した開放感づくり、光の演出、素材選び、生活感を隠す収納計画、心地よい動線設計を丁寧に積み重ねることが大切です。
そこで本記事では、ホテルみたいな家づくりの設計ポイントや間取りの工夫、後悔を防ぐ注意点を分かりやすく解説します。

 

このコラムで分かること

  • 天井高・吹き抜け・窓を活用して視線の抜けをつくると、限られた面積でも開放的な空間を演出できます。
  • 色数を絞り、間接照明や木・石・タイルなどの素材感を組み合わせると、統一感のある上質な住まいになります。
  • 収納・家事動線・断熱性能・メンテナンス性まで設計段階で考慮することで、美しさと暮らしやすさを両立できます。

ホテルみたいな家・リゾート風の家をつくる5つの設計ポイント

ホテル・リゾート風の家

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ホテルみたいな家・リゾート風の家は、華美な装飾を重ねるよりも、空間の広がり・光・素材・収納を丁寧に整えることで実現しやすくなります。

特に押さえておきたい設計ポイントは次の5点です。

天井高・吹き抜け・大開口で視線が抜ける開放感をつくる

ホテルみたいな家にするには、床面積の広さよりも、視線がどこまで抜けるかが重要です。
リビングの天井を高くしたり、吹き抜けを設けたり、大きな窓で外へ視線をつなげたりすると、のびやかで非日常的な印象になります。

吹き抜け

〈関連ページ〉【吹抜け・3階建て】変形の間取りから生まれる程よい距離感。お手本は海外インテリア

ただし、吹き抜けや大開口を採用する場合は、十分な耐震性を確保すべく、構造面を慎重に検討することが欠かせません。

矢島建設工業では、SE構法(集成材の柱・梁と専用金物を用い、構造計算に基づいて設計する木造ラーメン構法)を採用することで、高い耐震性を保ちながら、吹き抜けや大開口などのダイナミックな空間づくりを叶えています。

詳しくはこちらのページをご覧ください。

〈関連ページ〉SE構法で叶える大開口・大空間

また、吹き抜けのある家づくりに関してはこちらの記事でも解説しています。

〈関連ページ〉吹き抜けのある家|施工事例やメリット、後悔を防ぐための対策まで解説

間接照明で時間帯によって表情を変える光を設計する

天井や壁をやわらかく照らす間接照明は、空間に奥行きと落ち着きを与えます。
たとえば、リビングの折り上げ天井やテレビ背面、寝室ではヘッドボードまわりに光を仕込むと、器具そのものを目立たせずに上質な雰囲気を演出できます。
リビングや寝室など、くつろぎたい場所は、電球色に近い2700K前後を目安にすると、温かみのある雰囲気をつくりやすくなります。
作業を行う場所には、必要な明るさを確保できる照明を選びましょう。
調光機能も取り入れれば、食事・読書・就寝前など、時間帯や過ごし方に合わせて明るさを変えられます。

色数を絞り、素材の質感で豊かさをつくる

内装の色は、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3色程度に抑えることで、洗練された印象になります。
ホテルみたいな家に仕上げたい場合は、白、グレージュ、グレー、黒などを基調に組み合わせるのがおすすめです。

ホテルライクな家

また、木・石・タイル・金属・ファブリックといった素材の違いで表情を加えるのも、ワンランク上の仕上がりにするために効果的です。
たとえば、床や家具に木の温かみを取り入れ、キッチン天板や洗面カウンターに石目調素材を組み合わせると、単調にならず落ち着いた高級感が生まれます。
光沢の有無や手触りまで意識して、より上質な空間にしましょう。

生活感を見せない収納計画で美しい空間を保つ

上質な空間を維持するには、物を「しまう」だけでなく、使う場所の近くに「隠せる」収納をあらかじめ設計に組み込みましょう。
リビングには日用品や書類をすっきり収める壁面収納、キッチンには家電や食品ストック用のパントリー、玄関には土間収納を設けると、物が散らかりにくくなります。

パントリー

また、容量だけでなく、帰宅後・調理中・掃除中などの動線に合わせて配置することも重要です。
扉の色や素材を壁と揃えれば、収納扉が空間に溶け込み、すっきりとした印象を保てます。

玄関・洗面・浴室など日常のスペースを上質にする

ホテルやリゾートのようなラグジュアリーな雰囲気は、リビングだけで決まるものではありません。
帰宅時に最初に触れる玄関、毎朝使う洗面、疲れを癒やす浴室を整えることが、暮らし全体の満足度につながります。

  • 玄関は間接照明やタイル、造作ベンチで印象を高める
  • 洗面は幅広のカウンターや大きな鏡でゆとりを演出する
  • 浴室は照明の明るさを調整できるようにする

玄関、洗面、浴室をこのように整えると、毎日の何気ない時間にもホテルのような心地よさが生まれます。

吹き抜けのある開放的なLDK、間接照明が映える玄関、サウナやテラスを備えたリゾート感のある住まいなど、矢島建設工業では暮らしや土地条件に合わせた注文住宅をご提案しています。

無料で資料もご用意しておりますので、上質な空間づくりのヒントをご覧ください。

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ホテルやリゾートのようにくつろげる間取りアイデア

ホテルライクな部屋

ホテルやリゾートのような住まいにするためには、見た目の美しさだけでなく間取りのつくり方も重要となります。
ここからは、くつろぎの空間を実現するための間取りアイデアをご紹介します。

エントランスから期待感を高めるホテルライクな玄関

玄関は住まいの印象を大きく左右する場所なので、期待感を高めるような特別な空間にしましょう。
こちらの事例では、天井や壁のラインに沿って間接照明を配置し、光の輪郭が奥行きと浮遊感をプラスしました。
艶のある大判タイルの床は光を反射し、空間をより広く見せています。

おしゃれな玄関

また、玄関ホールにゆとりを持たせ、正面にタイル壁やアートを飾るニッチ、植栽が見える窓などを設けるのもおすすめです。
靴や傘、アウトドア用品は土間収納にまとめて、すっきり片付けましょう。

玄関土間

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LDKは「見せる場所」と「くつろぐ場所」をゆるやかに分ける

キッチン・ダイニングには食事や会話を楽しむ「見せる場所」としての役割を、ソファまわりにはテレビや読書で落ち着く「くつろぐ場所」としての役割を持たせましょう。
壁で完全に仕切らず、天井の高さ、床材の切り替え、床の高低差、家具の配置、照明の明るさでゆるやかにゾーニングすると、開放感を損ないません。
たとえばこちらの事例では、リビング部分をスキップフロアにすることで、キッチンやダイニングとつながりながら、くつろげる空間としての特別感を演出しています。

ホテルライクなリビング

ダイニングはペンダント照明で食卓を印象づけ、リビングは間接照明を中心にして明るさを抑えるといった工夫も、過ごし方を自然に切り替えるのに効果的です。

造作洗面で毎日の身支度を心地よい時間に変える

洗面は、単なる身支度の場ではなく、一日の始まりと終わりを整える時間として捉え、上質な空間に仕上げましょう。

ホテルのパウダールームのような印象にしたい場合、幅にゆとりのある造作カウンターや大きな鏡、間接照明を取り入れると効果的です。

ランドリールームとファミリークロークを近接させ生活感をLDKに持ち込まない

ランドリールームの近くにファミリークロークを配置すると、洗濯物を各居室へ運ぶ手間を減らせます。

乾いた衣類をその場で収納できるため、リビングのソファやダイニングテーブルに洗濯物が溜まりにくくなるのが魅力です。

また、洗面、脱衣室、ランドリールーム、ファミリークロークを近接させると、入浴後の着替えや朝の身支度もスムーズになります。

家事動線を裏側にまとめて、LDKはくつろぎや来客を迎えるための美しい空間として保ちましょう。

自宅サウナと屋外リラックススペースで整う時間を日常に取り入れる

自宅にサウナや屋外の温浴スペースなどを設ければ、ホテルみたいな家・リゾート風の住まいで「整う」時間を日常に取り入れられます。

たとえばこちらの事例では、プライベートサウナから続くウッドデッキにジェットバスを設けることで、心身ともに心地よくリラックスできる贅沢な空間を実現しました。

自宅にいながら本格的なサウナ時間を満喫でき、休日の朝や仕事帰りなど、日常のなかで気軽に非日常を味わえるのが魅力です。

サウナ

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矢島建設工業では、100年続く老舗工務店として、関東を中心に数多くの注文住宅を手がけています。

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ホテルみたいな家・リゾート風の家で後悔しやすいポイントと対策

ホテルみたいな家・リゾート風の家で後悔しやすいポイントと対策

ホテルやリゾートのような住まいは魅力的ですが、意匠性を優先しすぎると、住み始めてから採光・断熱の負担、予算の使いすぎ、完成イメージとのギャップ、掃除・手入れの手間、水回りのトラブルを感じることがあります。

ここからは、後悔しやすいポイントと対策を確認していきましょう。

大きな窓は暑さ・寒さ・眩しさ・視線への配慮が欠かせない

大開口は開放感を高める一方、窓の性能や方位への配慮が不足すると、夏の日射熱、冬の冷え、朝夕の眩しさ、道路や隣家からの視線が気になることも少なくありません。
窓は大きさだけで決めず、方位、軒や庇の出、ガラスの性能、カーテン・ブラインド、外付けロールスクリーンまで含めて検討しましょう。
景色を取り込む窓と、視線の高さを外して光を取り込む高窓・地窓を使い分ければ、明るさとプライバシーを両立しやすくなります。

素材や造作にこだわるほど予算配分が難しくなる

天然石、無垢材、造作家具、特注の洗面台、ハイグレードな水回り設備は、空間の印象を大きく高めますが、選択肢を増やすほど費用は積み上がり、予算調整が難しくなります。
完成後に変更しにくい断熱性能、耐震性、防水、給排水などを削って意匠費に回すことは避けましょう。
まずは総予算を「建物本体」「付帯工事」「外構」「家具・家電」「予備費」に分けたうえで、玄関、LDK、洗面など、印象を左右する場所に素材や造作を集中させることをおすすめします。

外構・照明・家具を後回しにして完成イメージと差が出る

建物だけが完成しても、照明器具、カーテン、家具、植栽、アプローチが整わなければ、想定したホテルライクな雰囲気には近づきません。
特に夜の外観や室内は、照明の位置・明るさ・光の色で印象が大きく変わります。
設計段階で、家具の大きさと配置、窓まわりの納まり、植栽や門まわり、照明の回路計画まで決めておくことが重要です。
また、建物の予算とは別に、外構・照明・家具の費用枠をあらかじめ確保しておきましょう。
入居後に少しずつ整える場合も、全体の色や素材の方向性を先に決めておくと統一感を保てます。

非日常感を重視しすぎて日常の掃除や手入れが負担になる

ガラス面の多い手すり、凹凸のあるタイル、開放的な吹き抜け、高い位置の照明などは魅力的ですが、汚れが目立ったり、掃除に手間がかかったりすることがあります。
水垢がつきやすい洗面・浴室、屋外に近いテラスや植栽も、定期的な手入れを前提に考えなければなりません。
素材を選ぶ際は、見た目だけでなく、汚れのつきやすさ、掃除の方法、補修のしやすさも確認しましょう。
床は傷や汚れが目立ちにくい仕上げ、洗面は継ぎ目の少ないカウンター、照明は交換・清掃しやすい位置を選ぶと、上質な状態を維持しやすくなります。

サウナや水回りで換気・防水・結露対策を見落とす

自宅サウナやスパ空間は満足度を高めますが、高温・多湿となるため、一般的な居室以上に換気・防水・防湿・断熱・結露対策が欠かせません。
換気・防水・防湿・断熱・結露対策の計画が不十分だと、壁や床の内部に湿気が入り込み、カビや腐食、建材の劣化につながる恐れがあります。
対策としては、換気扇だけでなく給気口の位置まで考えて空気の流れをつくり、湿気を屋外へ逃がしましょう。
また、床・壁・配管まわりには適切な防水施工を行い、断熱材や防湿層で結露を抑えることも重要です。

サウナの施工に関しては、こちらの記事もご覧ください。

〈関連ページ〉家庭用サウナは後悔する?導入前に知りたい失敗例と対策

〈関連ページ〉サウナ施工のポイントは『換気』なぜ必要?メリットやリスク、方法も解説

ホテルみたいな家・リゾート風の家に関するよくある質問

ホテルみたいな家・リゾート風の家に関するよくある質問

最後に、よくある質問にお答えします。

Q1.ホテルみたいな家にするには、広い土地や大きな家が必要ですか?

A.いいえ、必ずしも広い土地や大きな家は必要ありません。

大切なのは広さそのものより、視線の抜けや収納計画など、空間の使い方を工夫することです。

天井を一部高くする、窓の先に植栽やテラスを設ける、色数を絞るなどの工夫で、限られた面積でも開放感や上質感を演出できます。

Q2.横浜の住宅地でもリゾートのような開放感はつくれますか?

A.はい、可能です。

周囲の住宅が近い場合は、道路や隣家に向けて大きな窓を設けるのではなく、中庭・テラス・坪庭などに向けて視界を開きましょう。

高窓や地窓、植栽、目隠しスクリーンを組み合わせれば、プライバシーを守りながら光や空を取り込めます。

Q3.吹き抜けや大きな窓があると、夏は暑く冬は寒くなりませんか?

A.性能や設計が不十分な場合は、暑さ・寒さを感じやすくなります。

ただし、断熱性能や窓の性能、日射対策を適切に計画すれば、快適な住まいづくりは可能です。

夏は軒や庇、外付けスクリーン、遮熱ガラスなどで日差しを遮り、冬は断熱性の高いサッシ・ガラスを選びましょう。

吹き抜けは、シーリングファンや空調計画も含めて検討してください。

Q4.ホテルみたいな家はどこに費用がかかりやすいですか?

A.大開口・吹き抜けに伴う構造や断熱性能、造作家具・造作洗面、タイルや石などの仕上げ材、間接照明、水回り設備に費用がかかりやすくなります。

また、照明・カーテン・家具・植栽・外構まで整えなければ、完成時の印象に差が出やすいため、建物以外の予算も早めに確保しましょう。

性能面を優先したうえで、玄関・LDK・洗面など印象に残る場所へ予算を集中させるのがおすすめです。

Q5.生活感を隠すには、どのような収納計画が必要ですか?

A.特定の場所ごとに『隠せる収納』を配置し、使ったらすぐ戻せる仕組みにすることがポイントです。

扉の色や面材を壁とそろえれば、収納の存在感を抑え、より洗練された印象になります。

まとめ

ホテルやリゾートのような家をつくるには、華やかな設備を増やすだけでなく、開放感、照明、素材、収納、動線を一体的に整えることが重要です。
なかでも玄関、LDK、洗面、浴室など、毎日使う場所の質を高めると、暮らし全体の満足度も向上します。
一方で、大開口の断熱・日射対策、造作や外構を含めた予算配分、掃除や手入れのしやすさにも注意が欠かせません。

理想の暮らし方やこだわりを丁寧にヒアリングし、設計から素材選び、設備計画まで一貫して提案してくれる工務店に相談すれば、非日常を感じられる住まいを実現しやすくなります。
ホテルライクな空間やプライベートサウナのある家づくりをご検討の方は、まずは施工実績が豊富な工務店へ相談し、理想のイメージと予算を伝えてみましょう。

「吹き抜けをつくりたいけれど、夏冬の快適性が心配」
「周囲の建物が近い横浜の土地でも、開放感のある住まいにしたい」
「サウナや中庭、造作洗面を取り入れた場合の予算を知りたい」

このようなお悩みは、土地の形状・方位・周辺環境・ご予算によって最適な答えが変わります。

矢島建設工業では、構造・断熱・日射・動線・デザインを総合的に検討し、暮らしに合ったプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。

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